KGIとは？｜目標達成を数値で示す「ゴール」の指標

2025年6月14日

KGIとは？

KGI（ケージーアイ、Key Goal Indicator／重要目標達成指標）とは、組織や事業が最終的に達成すべきゴールを数値で明確に表した指標です。

たとえば「月間売上1,000万円」や「新規契約100件」などが該当します。戦略の最終成果を定量的に評価するために用いられます。

スタートアップでは、成長に向けたビジョンを具体的な数値として定義することで、チームの方向性を共有しやすくなります。

さらに投資家に対しては、事業の成功をどの水準で定義しているかを説明できることが、信頼構築につながります。KGIは経営判断の指針として不可欠な要素です。

KGIは「何を達成するか」を示すゴールの指標であり、KPI（重要業績評価指標）はその達成に向けたプロセスの進捗を測る指標です。

たとえば、「売上1,000万円（KGI）」を達成するには、「月間新規リード数」「成約率」「平均顧客単価」などの要素が影響します。これらをKPIとして設定・管理することで、売上という最終目標を分解して追跡可能な形にすることができます。

KGIは一度決めたら終わりではなく、事業フェーズや市場状況に応じて柔軟に見直すことが大切です。設定が抽象的すぎるとチームの行動に落とし込みづらいため、明確かつ実行可能な数値で定義することが成功の鍵となります。

KGIは、スタートアップが目指すべき成果を数値で明確に示す「ゴールの指標」です。これを明確に定めることで、チーム全体の意思統一が進み、KPIなどの具体的な行動指標も設計しやすくなります。

KGIはあくまで“到達点”であり、そこに至るまでの道筋（＝KPI）とセットで活用することで、戦略的なマネジメントが実現します。成長ステージや環境の変化に応じて柔軟に見直しながら、実行可能な目標として活用していくことが重要です。