ユニットエコノミクス(Unit Economics)とは?

ユニットエコノミクス(Unit Economics)とは、ビジネスにおける1単位(ユニット)あたりの収益構造や収益性を分析するための考え方(分析手法)です。

ここでの「ユニット」は、1人の顧客、1件の取引、1つの商品など、事業モデルに応じて定義されます。

たとえばサブスクリプション型サービスでは、1人のユーザーを1ユニットとみなし、そのユーザーが生み出す収益と、それにかかるコストのバランスを分析することで、事業の健全性や将来性を判断します。実務では、売上ではなく粗利ベースで収益性を把握することが一般的です。

ユニットエコノミクスを評価する代表的な指標が、LTV(顧客生涯価値)CAC(顧客獲得コスト)の比較です。LTVがCACを上回っていれば、1人の顧客から得られる収益が獲得にかかったコストを上回っている状態となり、ビジネスモデルとして成立していると判断できます。

さらに実務では、LTV/CAC比率を用いることも多く、一般的に「3以上」が健全な目安とされます。

一方で、LTVがCACを下回る状態が続く場合、顧客を獲得するたびに赤字が発生することになり、持続的な成長は困難になります。

このように、ユニット単位で収益構造を把握することは、事業規模の大小にかかわらず非常に重要です。特にスタートアップや新規事業においては、初期の投資判断や成長戦略を検討する際の基準として、ユニットエコノミクスが頻繁に活用されます。

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